鴻上尚史 プロフィール|第三舞台からKOKAMI@networkまで、言葉と身体で更新し続ける劇作家
2026-03-04
鴻上尚史 プロフィール|第三舞台からKOKAMI@networkまで、言葉と身体で更新し続ける劇作家
鴻上尚史(こうかみ しょうじ)さんは、1980年代以降の日本演劇を語るうえで欠かせない劇作家・演出家です。早稲田大学在学中に第三舞台を旗揚げして以降、舞台の作・演出だけでなく、小説、エッセイ、ワークショップ、教育活動まで領域を広げてきました。
この記事では、鴻上さんの基本プロフィール、作風の特徴、戯曲図書館に掲載されている主な作品、そして近年の活動を整理します。
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 鴻上 尚史(こうかみ しょうじ) |
| 生年 | 1958年 |
| 出身 | 愛媛県 |
| 職業 | 劇作家・演出家・作家 |
| 主な活動母体 | 第三舞台、KOKAMI@network |
| 著者ページ | 戯曲図書館の著者ページ |
経歴の要点
鴻上さんは1981年、早稲田大学在学中に劇団「第三舞台」を結成しました。以後、スピード感のある台詞と、同時代の若者の感覚を舞台言語へ変換する手腕で支持を集めます。
1990年代以降は、劇場作品に加えて海外研修を経たワークショップ研究にも注力し、「声」と「身体」を軸にしたコミュニケーション論を広く発信してきました。2008年にはKOKAMI@networkを立ち上げ、社会の空気を反映した新作と代表作の再創作を継続しています。
作風の特徴
鴻上作品の魅力は、社会的テーマを重く語るだけでなく、登場人物同士の衝突やユーモアの中で立ち上げる点にあります。世代間ギャップ、同調圧力、孤独、共同体の揺らぎといった課題が、会話のテンポの中で自然に浮かび上がります。
また、俳優の身体性を活かす演出設計が一貫しているため、同じ戯曲でも上演ごとに見え方が変わります。再演の多さは、作品が時代ごとに新しい意味を持ちうることの裏返しでもあります。
戯曲図書館に掲載されている主な作品
戯曲図書館は戯曲本文の公開サイトではなく、作品情報を確認できるデータベースです。鴻上尚史さんの作品として、次のページが掲載されています。
特に『朝日のような夕日を連れて』『天使は瞳を閉じて』は、鴻上作品の基調を確認する入口として有効です。著者ページとあわせて複数作品を並行して見ると、時代ごとの関心の変化も把握しやすくなります。
評価のポイント
鴻上さんは、劇作・演出の実績に加えて、演劇文化の普及やワークショップ実践まで含めて評価されてきました。第三舞台時代から続く動員力と、KOKAMI@networkでの継続的な新作発表は、世代をまたいだ観客層の厚さにつながっています。
最新の活動(2025〜2026年)
近年の公演では、2025年に脚本・演出を手がけた舞台『反乱のボヤージュ』が上演されました。さらに同年、KOKAMI@network vol.21『サヨナラソング ー帰ってきた鶴ー』を発表し、新作創作を継続しています。
2026年には、KOKAMI@network vol.22『トランス』を鴻上さん自身の演出で国内21年ぶりに上演することが発表され、東京公演を起点に全国ツアーが組まれました。代表作を現在の観客へ向けて再構成する姿勢が、いまも第一線にいる理由を示しています。
まとめ
鴻上尚史さんは、第三舞台以来の代表作群を持ちながら、KOKAMI@networkで現在進行形の創作を続ける劇作家・演出家です。言葉と身体をめぐる問題意識を、舞台・書籍・講演の各領域で更新してきた点に、長く支持される理由があります。
戯曲図書館では、著者ページと作品ページを横断して確認することで、鴻上作品の広がりと変遷を把握しやすくなります。
(参考:サードステージ公式サイト、松竹公式公演情報、ステージナタリー)
