学芸会・学習発表会の劇の選び方ガイド【小学校・中学校向け】

2026-02-15

学芸会学習発表会小学校中学校

学芸会・学習発表会の劇選びは難しい

「学芸会で劇をやることになったけど、何を選べばいいかわからない」

先生にとっても子どもたちにとっても、劇選びは学芸会の成功を左右する最初の大きな決断です。

この記事では、学年や人数に合った劇の選び方、台本の探し方、準備のスケジュールまでを解説します。


劇を選ぶ前に確認すること

1. 出演人数

クラス全員が参加するのか、希望者だけか。全員参加の場合は、出番を均等に作れる作品を選ぶ必要があります。

2. 上演時間

学芸会の枠は通常15〜30分です。学校の決まりを確認しましょう。

学年一般的な上演時間
低学年(1〜2年)10〜15分
中学年(3〜4年)15〜20分
高学年(5〜6年)20〜30分
中学校20〜40分

3. 使える設備

  • 舞台の広さ
  • 照明・音響設備の有無
  • 大道具を作る時間と場所があるか
  • 衣装を用意できるか

4. 準備期間

学芸会までの期間によって、選べる作品の規模が変わります。

準備期間向いている作品
1ヶ月以内短くてシンプルな作品
1〜2ヶ月標準的な作品
2ヶ月以上大がかりな作品も可能

学年別おすすめジャンル

低学年(小学1〜2年生)

おすすめ: 昔話・童話のアレンジ

  • 物語が単純でわかりやすい
  • 保護者も内容を知っている安心感
  • ナレーターを入れて台詞の負担を減らせる

定番作品例:

  • 『おおきなかぶ』— 全員で力を合わせる場面が盛り上がる
  • 『ブレーメンの音楽隊』— 動物の役で個性を出せる
  • 『三びきのやぎのがらがらどん』— テンポが良く飽きない

ポイント: 台詞は短く、繰り返しのあるものが覚えやすい。群読(全員で声を揃えて言う)を活用すると、台詞が少ない子も活躍できます。

中学年(小学3〜4年生)

おすすめ: オリジナル脚本、社会科見学や総合学習と連動した劇

  • 自分たちで台本を作る経験ができる
  • 学習内容と結びつけると深みが出る
  • コメディ要素を入れると盛り上がる

定番作品例:

  • 『ごんぎつね』— 国語で学んだ作品を劇にする
  • 環境問題やSDGsをテーマにしたオリジナル劇
  • 地域の伝説や歴史を題材にした劇

ポイント: 3〜4年生は表現力が伸びる時期。台詞だけでなく、歌やダンスを入れると表現の幅が広がります。

高学年(小学5〜6年生)

おすすめ: テーマ性のある作品、ミュージカル

  • 「友情」「いじめ」「成長」など、子どもたちが共感できるテーマ
  • 演技力を見せられる見せ場のある作品
  • 最高学年としてのまとまりを見せたい

定番作品例:

  • 『走れメロス』— 友情と信頼がテーマ
  • 『100万回生きたねこ』— 生と死、愛がテーマ
  • オリジナルミュージカル — 既存の曲に合わせて台本を作る

ポイント: 高学年はリーダーシップを発揮できる場面を作りましょう。演出や音響を児童に任せるのも良い経験になります。

中学生

おすすめ: 本格的な戯曲、コメディ、社会派ドラマ

  • 思春期の共感を得られるテーマ
  • 笑いと感動のバランスが取れた作品
  • 自分たちで演出を考えられる作品

定番作品例:

  • 合唱と劇を組み合わせた構成
  • 時事問題やSDGsをテーマにしたオリジナル劇
  • 群像劇(クラス全員に役がある構成)

台本の探し方

1. 脚本検索サイトを使う

戯曲図書館では、上演時間と出演人数を指定して脚本を検索できます。

2. 書籍で探す

おすすめの脚本集:

  • 『すっごくもりあがる児童劇シナリオ』— 盛り上がる作品が多い
  • 『心をはぐくむ小学校劇』シリーズ — 学年別に整理されている
  • 『全員参加のわくわく児童劇シナリオ』— 全員に出番がある構成

3. 先生仲間に聞く

同じ学校の先輩の先生や、他校の先生に「去年何をやったか」を聞くのも有効です。実際にやった人の感想は貴重な情報源です。

4. オリジナルで書く

既存の台本が見つからない場合は、先生や児童が一緒に脚本を書くのも一つの方法です。「脚本・台本の書き方入門ガイド」を参考にしてください。


全員に役を作るコツ

クラス全員参加の劇で最も難しいのが、30人以上全員に出番を作ることです。

方法1: 群読・コーラスを活用する

重要なメッセージは、複数人で声を揃えて言う「群読」にします。出番の少ない子の活躍の場になります。

方法2: ナレーターを複数人にする

ナレーターを1人ではなく5〜6人で分担します。場面ごとにナレーターが交代する形式です。

方法3: 場面ごとにキャストを変える

同じ役を場面ごとに違う子が演じる方式。例えば「子どもの頃の主人公」と「大人の主人公」で役者を分けます。

方法4: 裏方も「役」にする

音響、照明、大道具の出し入れなども重要な役割です。裏方のチームにも名前をつけて、パンフレットに記載すると、子どもたちのモチベーションが上がります。


準備のスケジュール

学芸会2ヶ月前

  • 作品を決定する
  • 台本を入手する(上演許可が必要な場合は早めに)
  • 役を決める(オーディション or 話し合い)

学芸会1ヶ月半前

  • 読み合わせを開始する
  • 大道具・小道具の制作を始める
  • 衣装を検討する

学芸会1ヶ月前

  • 台詞の暗記を開始する
  • 動きをつけた稽古を始める
  • 音響・照明の準備

学芸会2週間前

  • 通し稽古を行う
  • 衣装合わせ
  • 大道具の搬入テスト

学芸会1週間前

  • リハーサル(本番と同じ条件で)
  • 最終確認

まとめ

学芸会の劇選びで大切なのは、以下の3つです。

  1. 子どもたちの年齢に合った作品を選ぶ
  2. 全員に出番を作る工夫をする
  3. 無理のないスケジュールで準備する

作品探しには戯曲図書館をご活用ください。上演時間・出演人数で検索できます。


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