無料で読める演劇脚本サイトまとめ8選【著作権フリー含む】

2026-02-12

無料脚本演劇戯曲ガイド著作権フリー

無料で読める演劇脚本サイトまとめ8選

演劇の脚本を探しているけれど、「まずは無料で読めるサイトはないだろうか?」と思ったことはありませんか?

実は、インターネット上には無料で戯曲・脚本を公開しているサイトが数多く存在します。この記事では、目的や用途に合わせて使い分けられるよう、厳選した8つのサイトを紹介します。

重要: 「無料で読める」ことと「自由に上演できる」ことは別です。上演する場合は必ず著作権者への許可が必要です。詳しくは上演許可の取り方ガイドをご確認ください。


1. 戯曲デジタルアーカイブ(日本劇作家協会)

公式サイト: playtextdigitalarchive.com

日本劇作家協会が運営する、国内最大級の戯曲オンラインアーカイブです。

  • 作品数: 1,000本以上(2024年12月時点で1,038本)
  • 費用: 完全無料で閲覧可能
  • 特徴: 劇作家名・作品名・上演時間・上演人数で絞り込み検索ができる
  • 著作権: 各作品の著作権は作者に帰属。上演には別途許可が必要
  • おすすめ対象: すべての演劇関係者

現代の日本演劇を代表する劇作家たちの作品が揃っており、脚本選びの第一歩として最もおすすめできるサイトです。高校演劇全国大会の最優秀賞作品も多数収録されています。


2. 青空文庫

公式サイト: aozora.gr.jp

著作権保護期間が満了した作品(著者の没後70年経過)を中心に、無料で公開している電子図書館です。

  • 戯曲カテゴリ: 分野別リスト 912 戯曲
  • 費用: 完全無料、ダウンロードも自由
  • 著作権: パブリックドメイン(著作権フリー)作品が中心
  • 収録作家: 岸田國士、岡本綺堂、泉鏡花、三好十郎、チェーホフ(翻訳)など
  • おすすめ対象: 古典戯曲を学びたい方、著作権を気にせず上演したい方

唯一の「著作権フリー」サイトと言えます。パブリックドメインの作品であれば、上演許可なしで自由に上演可能です。ただし、翻訳作品の場合は翻訳者の著作権に注意が必要です。


3. はりこのトラの穴

公式サイト: haritora.net

アマチュア劇作家が自由に脚本を投稿・公開できるプラットフォームです。

  • 作品数: 3,900本以上
  • 費用: 無料でダウンロード可能
  • 特徴: 誰でも脚本を投稿できるオープンなシステム
  • 著作権: 各作品の著作権は投稿者に帰属。利用条件は作品ごとに異なる
  • おすすめ対象: 学校演劇部、アマチュア劇団

作品数では国内最大級。玉石混交ではありますが、学校演劇や小規模公演向けの短編作品が豊富に揃っています。ジャンルや上演時間で絞り込めるので、文化祭用の脚本探しに便利です。


4. Gumbavision!!(脚本無料公開サイト)

公式サイト: gumbavision.com

脚本家・岩本憲嗣氏が自身の作品を無料公開しているサイトです。

  • 内容: 演劇用・オーディオドラマ用・映像用の脚本
  • 費用: 完全無料で閲覧・利用可能
  • 著作権: 利用条件はサイト上に明記。非商用なら比較的自由に利用可能
  • おすすめ対象: 学生演劇、アマチュア劇団

一人の作家の作品に特化しているため、作風に統一感があるのが特徴です。


5. 鍵谷シナリオブログ

公式サイト: kagitani-blog.com

中学・高校の演劇部向けに、完全フリーの脚本を公開しているブログです。

  • 費用: 完全無料
  • 著作権: フリー利用可能と明記されている
  • 特徴: 中高生が演じることを想定した作品が中心
  • おすすめ対象: 中学・高校の演劇部、文化祭の劇

学校演劇に特化しているため、キャスト人数や上演時間が学校向けに設計されているのが嬉しいポイントです。


6. 脚本無料公開ページ(120en.com)

公式サイト: 120en.com/scenario

オリジナル脚本を無料で公開・検索できるサイトです。

  • 費用: 無料で閲覧可能
  • 特徴: 脚本検索機能付き
  • おすすめ対象: 短編作品を探している方

7. 各都道府県 高等学校演劇協議会

各都道府県の高等学校演劇協議会が、独自に脚本を公開しているケースがあります。

  • : 徳島県高等学校演劇協議会
  • 費用: 無料ダウンロード
  • 特徴: その地域の高校演劇大会で上演された創作脚本が中心
  • おすすめ対象: 高校演劇部

お住まいの都道府県の演劇協議会サイトをチェックしてみると、思わぬ良作に出会えることがあります。


8. 早稲田大学 坪内博士記念演劇博物館

公式サイト: waseda.jp/enpaku

日本唯一の演劇専門博物館が所蔵する膨大な資料の一部がデジタル公開されています。

  • 費用: オンライン公開資料は無料。館内閲覧も無料
  • 特徴: 歴史的に貴重な台本・パンフレット・舞台写真なども閲覧可能
  • おすすめ対象: 研究者、演劇史に興味がある方

上演用の脚本探しというよりは、演劇研究や作品分析のためのリソースとして活用するのがおすすめです。


目的別おすすめガイド

文化祭・学校演劇で使いたい

  1. はりこのトラの穴 → 短編・少人数の作品が豊富
  2. 鍵谷シナリオブログ → 中高生向けフリー脚本
  3. 戯曲デジタルアーカイブ → 本格的な作品を探すなら

著作権フリーで自由に上演したい

  1. 青空文庫 → パブリックドメイン作品のみ
  2. 鍵谷シナリオブログ → フリー利用と明記

じっくり戯曲を読みたい・勉強したい

  1. 戯曲デジタルアーカイブ → 現代劇作家の作品1,000本以上
  2. 青空文庫 → 古典的名作
  3. 早稲田大学演劇博物館 → 研究資料も豊富

利用時の注意点

「無料で読める」≠「自由に上演できる」

多くのサイトで脚本を無料で読むことはできますが、上演する場合は著作権者への許可が必要です。これは著作権法第22条で定められた「上演権」に基づくものです。

ただし、以下の条件をすべて満たす場合は、著作権法第38条により許可なく上演できます:

  1. 営利を目的としない
  2. 観客から料金を徴収しない
  3. 出演者に報酬を支払わない

高校演劇大会は要注意

高校演劇の全国大会・地区大会では、上記の法的例外に該当する場合でも、全国高等学校演劇協議会の独自ルールにより上演許可の取得が必須です。許可なく出場すると上演が認められないケースがあります。

改変する場合

脚本のカットや改変を行う場合は、著作者の「同一性保持権」に関わるため、必ず事前に著作者の承諾を得てください。


まとめ

サイト名作品数著作権フリーおすすめ度
戯曲デジタルアーカイブ1,000本以上×★★★★★
青空文庫多数(古典)★★★★☆
はりこのトラの穴3,900本以上△(作品による)★★★★☆
Gumbavision!!数十本★★★☆☆
鍵谷シナリオブログ数十本★★★☆☆
120en.com多数★★★☆☆
県演劇協議会地域による★★★☆☆
早稲田演劇博物館膨大×★★★★☆

脚本との出会いは、演劇の始まりです。ぜひこれらのサイトを活用して、あなたにぴったりの作品を見つけてください。

当サイト「戯曲図書館」でも、人数・上演時間・ジャンルなどの条件から脚本を検索できます。ぜひご活用ください。