公演チラシ・宣伝の作り方ガイド
2026-02-08
ガイド宣伝制作演劇知識実用
公演を作っても、お客さんが来なければ始まりません。チラシの作り方からSNS活用まで、演劇の宣伝の基本を解説します。
チラシ(フライヤー)の基本
必ず載せる情報
- 公演名(タイトル):最も大きく、目立つように
- 日時:日付、曜日、開演時間(開場時間も)
- 会場:劇場名と住所(またはアクセス情報)
- 料金:前売り・当日の価格、割引があれば明記
- 予約方法:予約フォームのURL、QRコード、電話番号
- 出演者名:知名度のある出演者は大きく
- 作・演出:劇作家と演出家の名前
- 劇団名・主催者名
- 上演時間:観客の予定を立てやすくするため
- 年齢制限・注意事項:必要に応じて
デザインのコツ
- 情報の優先順位をつける:タイトル → 日時 → 会場の順に目立たせる
- 読みやすさ最優先:アーティスティックなデザインでも情報が読めなければ意味がない
- 写真やイラストで世界観を伝える:テキストだけのチラシは手に取りにくい
- 裏面を活用する:表はビジュアル重視、裏面に詳細情報を配置
サイズと部数の目安
- B5サイズ:最も一般的。折りやすく、チラシ棚にも入る
- 部数:小劇場公演(100〜200席 × 数回公演)なら、3,000〜5,000枚が目安
- 印刷費:ネット印刷で B5 両面フルカラー 3,000枚なら1万円前後
チラシの配布方法
劇場折り込み
他の公演のプログラムにチラシを挟み込むことです。
- 多くの劇場で「折り込み」の仕組みがある
- ターゲットが「演劇好き」なので効率がよい
- 劇場によっては枚数制限や手数料がある
飲食店・ショップへの設置
演劇に理解のあるカフェやバーに置かせてもらいます。
- 直接お願いに行く
- チラシスタンドがある店を優先
- お礼として招待券を渡すのが礼儀
手渡し
街頭での手渡しや、関係者・知人への直接配布です。
SNSでの宣伝
X(旧Twitter)
演劇界での情報拡散に最も使われているSNSです。
- 公演アカウントを作成する
- 稽古場レポートや出演者の紹介を定期的に投稿
- ハッシュタグを活用:#演劇 #舞台 #小劇場 #公演名
- 開演1週間前〜当日が最も反応が良い
ビジュアルで世界観を伝えるのに適しています。
- 稽古風景、衣装合わせ、舞台美術の制作過程を投稿
- ストーリーズで日々の進捗を共有
- チラシのビジュアルをプロフィールに固定
公演情報サイトへの掲載
演劇の公演情報を集約するウェブサイトに掲載しましょう。
- ステージナタリー(掲載には一定の条件あり)
- CoRich舞台芸術(無料で公演登録可能)
- 各地域の演劇情報サイト
予算別の宣伝プラン
予算ほぼゼロの場合
- SNSアカウント開設(無料)
- Canva等の無料ツールでチラシデザイン
- コンビニプリントで少量印刷
- 公演情報サイトへの無料掲載
- 出演者個人のSNSでの拡散
予算5万円程度
- ネット印刷でチラシ3,000枚(約1万円)
- 折り込み代(劇場によるが数千円〜)
- SNS広告(数千円でも効果あり)
- Web予約システム(無料〜低価格のものを利用)
予算10万円以上
- プロのデザイナーにチラシ制作を依頼(3〜5万円)
- 演劇情報誌・ウェブメディアへの有料掲載
- SNS広告の本格運用
- ダイレクトメール(過去の観客リストがある場合)
集客を成功させるコツ
- 早めに動く:公演の2ヶ月前にはチラシを完成させ、配布を開始
- リピーターを大切にする:過去の観客に直接連絡する
- 口コミを促す:「面白かったら友人に勧めてください」は効果的
- 初日のレビューを活用:初日の観客にSNSでの感想投稿をお願いする
- 予約のハードルを下げる:Web予約フォームを用意し、予約手順を簡潔にする
宣伝・制作は演劇活動の中で最も地道な作業ですが、良い作品を多くの人に届けるために欠かせません。
