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演劇祭やコンクールは、作品を発表し、他の団体と交流する貴重な機会です。日本各地で開催されている主要な演劇祭・コンクールを紹介します。
高校演劇のコンクール
全国高等学校演劇大会
- 主催:全国高等学校演劇協議会・全国高等学校文化連盟
- 概要:高校演劇の全国大会。各都道府県大会→ブロック大会→全国大会と勝ち上がる
- 時期:全国大会は毎年夏(8月頃)
- 参加方法:各都道府県の高等学校演劇連盟を通じて参加
春季全国高等学校演劇研究大会(春フェス)
- 概要:全国大会とは別に、各地域で開催される交流型の大会
- 特徴:コンクール形式ではなく、交流と研修が目的
高校演劇の特徴
高校演劇は、上演時間60分以内、転換を含めて舞台設営は自分たちで行うなど、独自のルールがあります。既成脚本(プロの劇作家の作品)と創作脚本(部員が書いたオリジナル)の両方が上演されます。
アマチュア・市民劇団向け
全国アマチュア演劇祭
- 主催:日本アマチュア演劇連盟
- 概要:全国のアマチュア劇団が参加する演劇祭
- 参加方法:日本アマチュア演劇連盟の加盟団体を通じて参加
地域の演劇祭
各都道府県・市区町村レベルで、地域の演劇祭が開催されています。
- 東京都:東京都演劇アンサンブルコンクール
- 大阪府:大阪演劇祭
- 福岡県:福岡演劇フェスティバル
地元の演劇協会や文化財団に問い合わせると、参加できる演劇祭が見つかります。
プロ・セミプロ向け
フェスティバル/トーキョー(F/T)
- 概要:東京で開催される国際舞台芸術フェスティバル。2009年に開始
- 特徴:国内外の先鋭的な舞台作品を上演・紹介。公募プログラムもある
- 会場:東京芸術劇場、あうるすぽっとなど池袋周辺
KYOTO EXPERIMENT(京都国際舞台芸術祭)
- 概要:京都で開催される国際舞台芸術祭。2010年に開始
- 特徴:実験的・前衛的な作品が中心。アジアの作品も多い
- 時期:秋(10月頃)
TPAM(国際舞台芸術ミーティング in 横浜)
- 概要:舞台芸術の国際的なプラットフォーム。プロフェッショナル向け
- 特徴:アジアを中心とした舞台芸術関係者が集まるネットワーキングの場
- 時期:2月頃
利賀演劇祭(SCOT サマー・シーズン)
- 場所:富山県南砺市利賀村
- 主催:SCOT(鈴木忠志主宰)
- 特徴:山間の合掌造り集落で開催される演劇祭。国内外の劇団が参加
- 時期:夏
豊岡演劇祭
- 場所:兵庫県豊岡市
- 概要:2020年に開始。平田オリザが芸術監督
- 特徴:城崎温泉をはじめとする豊岡市各所で上演。観光と演劇の融合
戯曲のコンクール
岸田國士戯曲賞
- 主催:白水社
- 概要:日本で最も権威のある戯曲賞。新人・中堅の劇作家が対象
- 選考:前年に上演・出版された戯曲から選ばれる
- これまでの受賞者:別役実、つかこうへい、野田秀樹、鴻上尚史、平田オリザ、三谷幸喜、松尾スズキ、岡田利規、宮藤官九郎など
AAF戯曲賞(愛知県芸術劇場)
- 主催:愛知県芸術劇場
- 概要:新人劇作家の発掘を目的とした戯曲のコンクール
- 特徴:応募作品の中からリーディング上演を経て受賞作が決定
- 応募方法:公式サイトから応募可能
OMS戯曲賞
- 主催:大阪ガスネットワーク
- 概要:関西を拠点に活動する劇作家を対象とした戯曲賞
北海道戯曲賞
- 主催:北海道演劇財団
- 概要:全国から応募可能。地方発の戯曲を発掘
演劇祭・コンクールに参加するメリット
- 作品を外の目で見てもらえる:身内だけでなく、審査員や他団体の観客からフィードバックが得られる
- 他の団体と出会える:交流を通じて刺激を受け、ネットワークが広がる
- 目標ができる:コンクールという目標があることで、稽古や作品づくりのモチベーションが上がる
- 活動の証になる:受賞歴は劇団の実績として評価される
演劇は「観客の前で上演する」ことで完成する芸術です。演劇祭やコンクールは、その機会を広げてくれる大切な場です。
Written by
戯曲図書館 編集部
演劇経験者が運営する戯曲検索サービス「戯曲図書館」の編集チームです。 脚本選びのノウハウ、演劇業界の最新情報、公演レポートなどを発信しています。
公開日: 2026-02-08
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