【東京】小劇場・劇団まとめ(後編)|注目の若手・新鋭劇団一覧
2026-02-09
東京の小劇場シーン(後編)
東京では毎年新たな劇団が誕生し、小劇場シーンは常に更新され続けています。2000年代以降に設立された劇団は、それぞれ独自の表現手法を追求し、SNSの活用やコロナ禍を経た新しい表現形態の模索など、時代に応じた多様なアプローチで演劇の可能性を広げています。
この記事(後編)では2002年以降に設立された新鋭劇団36団体を紹介しています。老舗・中堅劇団については前編をご覧ください。
ご注意: 本記事の情報は2026年2月時点のものです。最新情報は各団体の公式サイト・SNSをご確認ください。
2002年〜2004年設立の劇団
劇団フルタ丸
2002年設立。フルタジュン主宰。ナイトコメディを得意とし、下北沢を拠点に活動する人気劇団です。
ピチチ5
2002年設立。福原充則主宰。ナンセンスコメディと社会風刺を織り交ぜた独自の笑いの世界で知られています。
中野成樹+フランケンズ
2002年設立。既存戯曲を「誤意訳」する独自の手法で知られる演劇ユニットです。古典を新しい視点で読み替える創造的なアプローチが注目されています。
岡崎藝術座
2003年設立。神里雄大主宰。移民や多文化をテーマにドキュメンタリー的手法で演劇を創作し、国際的な視野を持つ作品を発表しています。
ハイバイ
2003年設立。岩井秀人主宰。家族の機能不全や引きこもりなど実体験に基づく作品で注目を集め、リアルな人間の姿を舞台上に立ち上げています。
イキウメ
2003年設立。前川知大主宰。SF的設定と日常を融合させた独自の世界観で岸田國士戯曲賞を受賞。知的好奇心を刺激する舞台が人気です。
あひるなんちゃら
2003年始動(2005年劇団化)。脱力系の笑いとゆるい空気感が特徴の劇団で、独自のペースで観客を笑いの世界に引き込みます。
城山羊の会
2004年設立。山内ケンジ主宰。不条理な日常を「演出をしない」独自のスタイルで描き、独特の空気感を持つ舞台を創り出しています。
快快
2004年設立。集団創作によるデバイジング手法で、既存の演劇の枠を超えたパフォーマンスを展開しています。国際的なフェスティバルにも多数参加。
KUNIO
2004年設立。杉原邦生主宰。古典から現代まで幅広い作品を手掛けるプロデュース公演カンパニーで、大胆な演出で注目を集めています。
2005年〜2009年設立の劇団
DULL-COLORED POP
2005年設立。谷賢一主宰。社会派テーマとエンタメ性を両立させた作品で知られ、取材に基づいた骨太なドキュメンタリー演劇にも定評があります。
タカハ劇団
2005年設立。高羽彩主宰。社会問題を取材に基づいて描くプロデュースユニットで、ジャーナリスティックな視点を持つ作品を発表しています。
ナカゴー
2006年設立。鎌田順也により結成。王子小劇場を拠点に独自の笑いの世界を展開し、予測不能なナンセンスコメディで熱狂的なファンを獲得しています。
Mrs.fictions
2007年設立。舞台芸術の創造と発展を目的に活動する舞台製作者集団で、多様なアーティストとのコラボレーションを展開しています。
鳥公園
2007年設立。西尾佳織主宰。言葉と身体の関係を丁寧に探求する作品で注目され、繊細で実験的な舞台づくりが評価されています。
ほろびて
2009年設立。細川洋平主宰。言葉と身体の関係を実験的に探求し、詩的で独自の世界観を持つ作品を創り出しています。
ままごと
2009年設立。柴幸男主宰。時間や空間の概念を独自に再構築する詩的な作品で岸田國士戯曲賞を受賞。演劇の枠組みそのものを問い直す創作が特徴です。
2010年〜2014年設立の劇団
うさぎストライプ
2010年設立。大池容子主宰。「どうせ死ぬのに」をテーマに死と日常を地続きに描き、独自の感性で観客の心に迫る作品を創り出しています。
劇団肋骨蜜柑同好会
2010年設立。筑波大学出身メンバーを中心に旗揚げ。幻想的な世界を描く作品で注目され、独特の美意識を持つ舞台が特徴です。
劇団た組
2012年設立。加藤拓也主宰。映画・テレビでも活躍する気鋭の劇作家・演出家が率いる劇団で、鋭い観察眼と高い構成力で注目を集めています。
贅沢貧乏
2012年設立。山田由梨主宰。実在の場所や個人の記憶をモチーフにしたサイトスペシフィックな作品が特徴で、空間と物語の関係を独自に探求しています。
ゆうめい
2013年設立。池田亮主宰。実在の家族の記録を基にした私的ドキュメンタリー演劇で注目を集め、岸田國士戯曲賞最終候補にも選ばれています。
東京にこにこちゃん
2013年設立。萩田頌豊與主宰。勢いのあるコメディが持ち味の劇団で、観客を巻き込む熱量の高いパフォーマンスが特徴です。
劇団献身
2013年設立。奥村徹也主宰。笑いとペーソスが同居する独自のコメディで、日常の中の滑稽さと哀しみを繊細に描き出しています。
2015年〜2019年設立の劇団
ゴツプロ!
2015年設立。塚原大助プロデュース。40代男性俳優を中心に骨太な人間ドラマを展開し、大人の男たちの生き様を力強く描いています。
劇団かもめんたる
2015年設立。お笑いコンビ・かもめんたるの岩崎う大が作・演出を手がける演劇プロジェクトです。笑いの技術と演劇的構造を融合させた独自の作品を上演しています。
劇団温泉ドラゴン
2015年設立。在日コリアンの歴史や社会的マイノリティのテーマを力強く描き、社会に問いかける骨太な作品を発表しています。
劇団番町ボーイズ☆
2015年設立。ソニー・ミュージックが主宰する若手男性演劇集団で、エンタメ性の高い舞台で若い観客層を獲得しています。
東葛スポーツ
2015年設立。金山寿甲主宰。「パチンコ(上)」で岸田國士戯曲賞を受賞。ドキュメンタリー的手法を用いた実験的な作品で大きな注目を集めています。
ヌトミック
2016年設立。額田大志主宰。音楽的バックグラウンドを用いた脚本と演出で、パフォーミングアーツの枠組みを拡張する挑戦的な作品を創り出しています。
コンプソンズ
2016年設立。金子鈴幸主宰。時事ネタを斬新に組み合わせる作風で岸田國士戯曲賞にノミネート。スピード感のある展開と鋭い社会風刺が特徴です。
劇団スポーツ
2016年設立。ポップでエネルギッシュな作品を展開する若手劇団で、独自の感性で演劇の新しい可能性を探求しています。
劇団東京座
2019年設立。東京を拠点に活動する劇団で、新しい表現を追求しています。
2020年以降設立の劇団
劇団ノーミーツ
2020年設立。「NO密で濃密なひとときを」をテーマにフルリモートで活動する新世代劇団です。コロナ禍をきっかけに生まれ、オンライン演劇という新たなジャンルを開拓しました。
劇団papercraft
2020年設立。海路主宰。紙を組み立てるように脚本を舞台にする繊細な作品づくりが特徴で、新世代の劇作家として注目されています。
設立年不明・その他の注目劇団
ぬいぐるみハンター
佐藤佐吉演劇祭にも出演する若手劇団です。エネルギッシュなパフォーマンスが特徴で、小劇場シーンで存在感を示しています。
東京の小劇場で観劇するには
東京には数多くの小劇場があり、チケット料金も比較的手頃なものが多いため、演劇初心者でも気軽に足を運ぶことができます。主な小劇場エリアとしては以下があります。
- 下北沢: 本多劇場、ザ・スズナリ、駅前劇場、OFF・OFFシアターなど
- 池袋: 東京芸術劇場シアターイースト/ウエスト、あうるすぽっとなど
- 新宿: 紀伊國屋ホール、新宿シアタートップスなど
- 王子: 王子小劇場
- 三軒茶屋: シアタートラム、世田谷パブリックシアター
- 駒場: こまばアゴラ劇場
各劇団の公演情報は、公式サイトやSNSのほか、CoRich舞台芸術やステージナタリーなどのポータルサイトでもチェックできます。
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