
インプロ長形式
The Harold (ハロルド)
Del Close が生み出したインプロ長形式の元祖。3シーン×3ラウンド構造で30分の劇を即興で作る本格フォーマット。
所要 45分5〜8人難易度 ★★★★★ 経験者向け
学習目標
- 長形式即興の構造理解
- シーン間の主題連鎖
- コラボ即興の上級技法
必要な準備
- ・観客からのお題1つ
稽古タイマー
目安 45分
45:00
Harold の構造
観客から1単語のお題をもらい、以下の構造で即興劇を組み立てる。
Opening: お題からの連想 (2-3分)
Beat 1:
Scene A / Scene B / Scene C (各2-3分, 別のシーン)
Group Game (2-3分, 集団遊び)
Beat 2:
Scene A' / Scene B' / Scene C' (Beat 1のシーンの続き)
Group Game
Beat 3:
Scene A'' / Scene B'' / Scene C'' (3つのシーンが交差・統合)
各要素
Opening
お題「宇宙」→ 全員で連想を口々に発する: 「暗い」「無音」「孤独」「無限」…
そこから象徴的な集団の身体表現(Movement Opening)や、一人語り(Monologue Opening)を作る。
3つのシーン
Opening から想起されるテーマを、まったく別のシチュエーション3つで並行して展開する。
例: 「孤独」というテーマなら
- Scene A: 独居老人と訪問看護師
- Scene B: 単身赴任のサラリーマンと出前の店員
- Scene C: 火星の宇宙飛行士と地球のオペレーター
Group Game
シーン間の休憩兼スパイス。ラップ、コーラス、集団合唱など。
3ラウンドの積み上げ
- Beat 1: 主題の提示
- Beat 2: 主題の掘り下げ・逆転
- Beat 3: 3つのシーンが同じ空間で交差する (時制と場所の破壊)
進行のコツ
- 30分以上のフォーマットなので、経験者チームで練習 する
- 「主題」は明示的に語らず、観客に感じ取らせる
- 演出役(director) が外から手拍子でシーン切替を合図するのが伝統的
参考
- Del Close & Charna Halpern, Truth in Comedy (Harold のバイブル)
進行役の声かけ例 (Side Coaching)
「主題は変えるな、状況は変えろ」
振り返り質問
- Q1. 3シーン間の共通主題は何だった?
- Q2. リンクはどこで生まれた?
考案・出典: Del Close (iO Chicago)
参考リンク#長形式#上級#本格#構成