夢を見る』の上演時間と人数

男:0人
女:1人
総人数:1人
上演時間:90分

あらすじ(概要)

1971年に私は事故が原因で偶然一人の女性と出会う。ヘルと名乗ったその女性は、当時失恋して落ち込んでいた私を、自分の切り盛りする居酒屋に連れて行った。そこで話をするうちにヘルがもと従軍慰安婦であることを知る。そして次第に彼女の暗い過去が明らかになる。だが、あることをきっかけに私はヘルと別れてしまう。そして十数年後、私はヘルのことを書こうと決意する。

夢を見るを読んだ感想

1971年に出会った元従軍慰安婦との出会いを描いた物語です。ですが、あくまでこの話は主人公である私の独白という形で進むので、ヘルという女性の真意については全く知ることが出来ません。ただ一つ確かなのはヘルがとても不幸な女性であるということです。出会った当初は気前のいい居酒屋の女性という雰囲気をもっている彼女でしたが、話が進むにつれて徐々に壊れていきます。その過程が非常に生々しくて読んでいて恐ろしい気持ちになりました。最終的に私をも裏切ってしまいます。なぜヘルがそんなことをしたのかは分かりません。ですが、私の行動に問題があったことは間違いないと思います。また、作中ではヘルの口を通して様々な従軍慰安婦の末路が語られます。どれも悲惨な話ばかりで、思わず読むのをためらってしまいます。戦後になっても差別され続けた彼女たちの無念をヘルは吐き出します。その言葉の数々から虐げられてきた女性たちに対する差別の根深さを感じずにはいられません。現代では豊かな時代になりましたが、やはりこのような状況に立たされている女性はたくさんいると思います。非常に思い内容の戯曲ですが、そこに書かれていることは決して目をそらしてはいけない事実であると感じました。

石原燃さんのプロフィール

夢を見るの作者、石原燃さんの情報はまだありません。ぜひ情報をご提供いただけますと幸いです。

夢を見る』の台本入手方法

この戯曲、石原燃夢を見る』はwebサイト上で無料で公開されています。
下記のURLからぜひ一度ご確認ください。
;
(外部サイトに飛びます)

石原燃さんの他の作品