とある病院に特別な部屋があり、そこで夢遊病とよく似た症状が発生する三人の少女が療養している。そして男のジャーナリストがそこに足繁く通ってくる。彼は過去の因縁を持ち、夢遊少女(ドリームガールズ)のことを理解しようと努力するがなかなか難しい。そんな中、彼女たちが同時に夢の中で大災害の予言を見る。そのことを人々に知らせるために、みな必死になり、ジャーナリストまでも夢中で駆け出していく。
夢遊少女はあたかも自分たちだけの世界にこもっているようでありながら、しっかり人生を考えていたりします。そしてそこからいきなり外の世界へつながっていき、予言をする、どうも彼女たちの言っていることは本当のようです。なにしろお医者さんまでもそれを信じているのですから。彼女たちはそれを事実と認識して、現実に行動を起こそうとします。ジャーナリストで元高校の先生でしたが、最初は大人かと思いきやどんどんイメージが落ちていく一方になってしまう松野という人とは対照的のようでもあります。彼は実際にはジャーナリストというほどの立場でもなく、今ひとつ、自殺した元教え子のことも含めて、彼女たちのことを真剣に正面からとらえられていないようです。しかし、最後にそれらの色々なことを突きつけられて、みんなの期待を受けて走り出すことになります。彼こそがこの話の主人公で、成長物語だったのかもしれません。