TWO』の上演時間と人数

男:6人
女:4人
総人数:10人
上演時間:60分

あらすじ(概要)

英語教室をしているトオルは引越しを繰り返していた。実は彼には人に知られてはいけない秘密があった。それは、手で触れるだけでどんな病気でも直してしまうというモノだった。人に知られると大変なことになると、彼の兄姉は必死に隠そうとする。しかトオルは誰かを助けることで、自分の生きる意味を見出していたのだった。

TWOを読んだ感想

自己犠牲の物語です。トオルはどんなケガや病気も治してしまう特殊能力の持ち主です。ですがその力を使うことで、逆の自分の腕が動かなくなってしまうという反動があります。それでも彼は人を助けたいという気持ちに溢れているのですが、それが何とも悲しいです。兄と姉はそんなトオルを必死に止めます。そのことに対して悪意は一切ありません。また、登場人物全員が誰かのためを思って行動しているので、悪人というのは出てきません。それが逆に苦しさを感じてしまいます。
そんな自己犠牲の塊であるトオルの前にマリが現れます。彼女は本心からトオルのことを思っていて、トオルもそれに気づいています。ですが彼は別れようとします。この辺りの身勝手さにヤキモキしてしまいますが、それでもトオルには共感してしまいます。
結局、そんなトオルにマリはついていくのですが、その終わり方もとても爽やかで、とても良い余韻に浸れる作品です。

成井豊さんのプロフィール

成井豊
所属劇団等: 成井硝子店

基本情報

成井豊(なるい ゆたか)さんは、日本の劇作家、演出家で、劇団「キャラメルボックス」の創設者として知られています。1959年生まれ、東京都出身で、早稲田大学第一文学部演劇科を卒業されています。1985年に「キャラメルボックス」を旗揚げし、以来、多くの作品の脚本・演出を手掛けてこられました。

  • 名前: 成井 豊(なるい ゆたか)
  • 生年: 1959年
  • 出身地: 東京都
  • 職業: 劇作家、演出家
  • 所属: 劇団「キャラメルボックス」創設者

経歴

成井さんは、早稲田大学在学中に演劇活動を開始し、1985年に劇団「キャラメルボックス」を結成されました。劇団は、ファンタジーやSF要素を取り入れた作品で人気を博し、日本の演劇界に新風を吹き込んできました。成井さんは、劇団の全作品の脚本・演出を担当し、その独特の世界観と感動的な物語で多くの観客を魅了してきました。

  • 1985年: 劇団「キャラメルボックス」を結成
  • 1990年: 『不思議なクリスマスのつくりかた』で注目を集める
  • 2000年: 『銀河旋律』が高い評価を受け、再演を重ねる
  • 2010年: 『ナツヤスミ語辞典』で第18回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞

主な作品

成井さんの作品は、心温まるストーリーと個性的なキャラクターが特徴です。以下に主な作品を挙げます。

舞台

  • 『不思議なクリスマスのつくりかた』(1990年): クリスマスをテーマにしたファンタジー作品
  • 『銀河旋律』(2000年): SF要素を取り入れた感動作
  • 『ナツヤスミ語辞典』(2010年): 夏休みを舞台にした青春物語
  • 『ヒトミ』(2014年): 視覚障害を持つ少女の成長を描く

映画・テレビ

  • 『光の帝国』(2001年): 自身の舞台作品を原作としたテレビドラマ
  • 『クロノス』(2012年): 舞台作品を映画化

受賞歴

成井さんは、その創造性と演劇界への貢献が評価され、以下の賞を受賞されています。

  • 2010年: 第18回読売演劇大賞優秀作品賞(『ナツヤスミ語辞典』)
  • 2015年: 第22回読売演劇大賞優秀演出家賞(『ヒトミ』)

その他の活動

成井さんは、劇団の活動以外にも、他劇団や商業演劇の脚本・演出を手掛けるなど、幅広く活躍されています。また、演劇に関する著書も執筆されており、その経験と知識を後進に伝えています。

  • 著書: 『演劇ってなんだろう』、『物語の作り方』など
  • 講演活動: 全国各地で演劇に関する講演やワークショップを開催

(2025年3月現在)

TWO』の台本入手方法

この戯曲、成井豊TWO』はwebサイト上で無料で公開されています。
下記のURLからぜひ一度ご確認ください。
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(外部サイトに飛びます)

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