半神
作者: 野田秀樹(NODA・MAP)『半神』の上演時間と人数
男:7人
女:5人
その他:
総人数:12人
上演時間:110分
あらすじ,概要
結合性双生児のシュラとマリア。体への負担から手術をしてどちらを生き延びるかの選択に迫られる...
半神を読んだ感想
野田秀樹さん『半神』。原作は2019年に文化功労賞にも選ばれた萩尾望都さんの漫画『半神』。 結合性双生児、またの名をシャム双生児という体がつながってしまった双子の姉妹を描いた作品で、一人は栄養が行き渡っており美人で愛され、もう一人は栄養が行き渡らず、醜い顔であった。 そんな「一人」なのか「二人」なのかわからない微妙な部分を野田秀樹は描きます。 そして野田秀樹がその結合性双生児のモチーフと組み合わせるのが、算数の問題。 1/2+1/2=2/4…単なる計算間違いじゃないこれの意味が明らかになった時に、結合性双生児の孤独がみえてくる…という感じです。 さらには、互いがいないと成り立たないというところから、補完性のイメージ、DNAのイメージへと繋がっており、それを表す「螺旋」というキーワードなど、孤独を表現するのに関連するキーワードが絶えず発されます。 野田秀樹さんが、NODA・MAPより前の「夢の遊眠社」である1986年に発表されたこの作品は、再演を繰り返し、2018年にも柿喰う客の中屋敷法二さんにより乃木坂46の桜井玲香主演で演出されるなど、今なお残る名作となっております。高校演劇や大学演劇などでも上演する姿が観られ、時代を超えて多くの人から愛されています。
野田秀樹さんのプロフィール
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『半神』の台本入手方法
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