ナツヤスミ語辞典
作者: 成井豊無料で読める!『ナツヤスミ語辞典』の上演時間と人数
男:7人
女:11人
その他:
総人数:18人
上演時間:90分
あらすじ,概要
中学生のヤンマは夏休みを迎えていた。だが、補修の水泳が嫌で仕方がなかったので、プールの水を抜いたことで罰を食らう。それを繰り返すことで問題はどんどん大きくなる。さらに謎の人物、ウラシマとナナコの登場により事態はさらにドタバタしていく。そして十五年前に起きた事件の真相が明らかになっていく。
ナツヤスミ語辞典を読んだ感想
中学生二年生の夏休みでの出来事を描いた作品です。キャラクターはみんな個性的で、一癖も二癖もあります。補修が嫌で何度もプールの水を抜くヤンマの破天荒さや、クサナギと郵便局員との駆け引きなど、細部まで面白いシーンがちりばめられているので、何度読み返しても新しい発見があります。 そして物語の中心には、幽霊がでてきます。彼らは十五年前に起きた事件の真相を伝えようとします。不慮の事故により無くなってはいますが、幽霊らしい悲壮感や、怨念といったものは皆無で、それがまたサッパリとしています。ただ思いを伝えるために天界の決まりを破って地上に戻ってきていますが、それに対する罰も非常に気の抜けたものとなっています。私は特に最後のクナナギの「君たちの玉手箱は、海の彼方に放り投げろ」というセリフが好きです。 学生時代の夏休みという特別な時期の中で繰り広げられる、どこか懐かしい気分になる素晴らしい作品です。
成井豊さんのプロフィール
ナツヤスミ語辞典の作者、成井豊さんの情報はまだありません。ぜひ情報をご提供いただけますと幸いです。
『ナツヤスミ語辞典』の台本入手方法
この戯曲、成井豊『ナツヤスミ語辞典』はwebサイト上で無料で公開されています。
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また、成井豊『ナツヤスミ語辞典』はアマゾンや書店などで購入することができます。
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本で購入して読んでいただけますとより一層楽しめると思います。ぜひ一度お手にとってみてはいかがでしょうか?