ハックルベリーにさよならを
作者: 成井豊無料で読める!60分以内家族感動『ハックルベリーにさよならを』の上演時間と人数
男:5人
女:3人
その他:
総人数:8人
上演時間:60分
あらすじ,概要
「ボク」と「ケンジ」は、 小学校6年生のある日「カオルさん」と出会った。 彼女は父の仕事上の知り合いで、離婚して一人暮らし中の父の家に来て、 家事などを手伝ってくれているらしい。 初対面でそんなことを知っては、どの様に接していいかわからない。 父が誰と再婚しようが自分には関係のないことだ……そう思っていた矢先、 大事にしていたカヌーのパドルを勝手に取られてしまう。 「返してほしかったら、私と一分だけ話をしてよ」 「ボク」と「ケンジ」が、一人で生きて行くための物語が始まった瞬間だった。
ハックルベリーにさよならをを読んだ感想
小学校6年生という大人の入り口に立つ「ケンジ」は、 やってみたいことと実際の環境とのギャップや、 周囲の大人からの口出しなどでヤキモキしていました。 そんな時にカオルさんと出会い、感情を揺さぶられてしまいます。 カヌーというスポーツを主人公の拠り所としつつ、大人に振り回されたり、 素直になれなかったり……そんな思春期特有のモヤモヤを描いています。 モヤモヤを解消できるのか、どのように解消するのか…… 筆者は大人の世代のため登場する大人達の同様に、 我が子を見守るように物語を追っていました。 十代の人が観る場合は、全く異なる印象となるかもしれません。 ケンジがパドルを手に漕ぎ出すシーンは、 ストーリーテラーでもあるボクの語りが臨場感を溢れさせていきます。 必死に手を動かすケンジの姿には胸が詰まりますが、 それ以上に応援したい気持ちが高まっていきました。 ケンジの心の叫びと、周囲の人々の関係スピーディに描かれる、 綺麗に収束していく熱のこもったクライマックスだと思います。 少しビターでありながら、懐かしさと、優しさで包まれる気分になれる。 そんな作品でした。
成井豊さんのプロフィール
ハックルベリーにさよならをの作者、成井豊さんの情報はまだありません。ぜひ情報をご提供いただけますと幸いです。
『ハックルベリーにさよならを』の台本入手方法
この戯曲、成井豊『ハックルベリーにさよならを』はwebサイト上で無料で公開されています。
下記のURLからぜひ一度ご確認ください。
;
(外部サイトに飛びます)