(1件の評価)

パノラマビールの夜

作品情報

上演時間

60分

総人数

6人

男性

3人

女性

3人

あらすじ

人気のない展望台にやって来た旅人。彼は大きな箱を持ち、歌を歌いながら歩いていた。それを売店の女性が見ていた。旅人は続きが出なくなり戸惑う。その時女性は声をかけて、飲まないかと誘う。旅人はそれを了承して、ビールを飲む。そこに天文学研究会の一行がやって来る。彼らは様々なことを話し合いながら、不思議な一夜を過ごす。

感想・レビュー

旅人と売店の女性と天文学研究会のメンバーが織りなす、幻想的な物語です。それぞれのキャラが不思議な魅力を持っています。また、語られる言葉は詩的だったり幻想的だったりするので、どこか童話のようなイメージもあります。 この物語では序盤からビールが出てくるのですが、その描写がとても見事です。つまみにはピーナッツが出てきて、みんなおいしそうに飲んでいる姿が目に浮かびます。なので、読んでいる途中にビールが飲みたくて仕方無くなってしまいました。禁酒中の人は読まないことをお勧めします。 そんな感じで物語は進んでいくのですが、その中で旅人の人形の話や、天文学の話、箱の話といったことが語られます。そして最後にビールに名前を付けて一夜が終わります。夜明け前の空気感もとても爽やかで、読んだ後の余韻もまた素晴らしい作品です。

台本の入手方法

🛒 購入する

📌 上演をご検討の方へ

  • • 著作権や上演料については、作者または出版社に直接お問い合わせください
  • • 上演時間は目安です。演出により前後する可能性があります
  • • 人数は役の兼ね合いなどで調整可能な場合があります
読み込み中...