つややかに焦げてゆく
作者: 吉田康一無料で読める!恋愛友情東京『つややかに焦げてゆく』の上演時間と人数
男:2人
女:5人
その他:
総人数:7人
上演時間:140分
あらすじ,概要
東京にいる七人の男女。皆それぞれに心の中に大きな穴が開いている。そんな彼らは自分の思いを吐き出せる相手を探す。そして自らの心の穴を埋めようとするのだった。だがその思いは裏切られ、穴は埋まらないまま一日は過ぎていく。そしてみんな東京の人ごみの中へと消えていくのだった。
つややかに焦げてゆくを読んだ感想
七人の男女が織りなす物語です。恋愛のようで恋愛でない、友情のようで友情ではない。そんなやり取りが繰り広げられます。その会話は時に哲学的だったり、子供っぽかったり、退廃的だったりします。ですが共通していることは人とつながりたいという切実な思いです。だから急に思い立って町をさまよったり、昔の友達に電話をかけたりするのです。その姿はとてもいじらしく感じました。色々な年齢や立場の人間が様々な会話をしますが、中でも一郎の「回線は国中、世界中に繋がっているはずなのに、だれひとりも、ぼくに用事がない。呼び出さない。ぼくだってだれひとりとしてかける相手がない」という言葉です。現代人が抱えている思いを的確に言い表していると感じました。 このように重たい内容もありますが、どろどろとしたやり取りはありません。また、そういった描写もありません。全体的にドライな雰囲気が漂う作品です。色々と考えさせられるやり取りもたくさん出てきますので、ぜひ読んでみてください。
吉田康一さんのプロフィール
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『つややかに焦げてゆく』の台本入手方法
この戯曲、吉田康一『つややかに焦げてゆく』はwebサイト上で無料で公開されています。
下記のURLからぜひ一度ご確認ください。
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