プラスチックプール
作者: 高木充子無料で読める!恋愛家族図書館『プラスチックプール』の上演時間と人数
男:0人
女:10人
その他:
総人数:10人
上演時間:60分
あらすじ,概要
この物語では数人の女性たちが登場するオムニバス形式である。物が捨てられず、モノにうずまる保土ヶ谷しおり。ダメな彼氏を養い続けるトラックドライバー市倉薫。援助交際を辞めたくてもやめられない笠岡空見。男性恐怖症にして盗み癖があるホテル従業員門永朋。彼氏のプロポーズから逃げ出してしまうカメラマン鵠沼純。人とかかわろうとしない図書館職員田坂史子。不倫を繰り返す野口典子。妄想に浸り続ける遠山逸江。一見ばらばらのように見える彼女たちの物語は、やがて一つに繋がっていく。
プラスチックプールを読んだ感想
この作品ではたくさんの女性が登場します。みんな明るく生きているように見えて、実はそれぞれ闇を抱えています。そしてそんな闇から抜け出したいと思いながらも、結局現状を変えることの出来ないもどかしさが感じられます。その人物たちの姿にはリアリティがあり、どの登場人物にも感情移入をすることが出来ます。内容としてはオムニバス形式で、一話がそこまで長くないのでとても読みやすいです。場面もバラエティに富んでいるので、読んでいて色々想像できて楽しいです。心の闇を映し出していく作品ですが、不思議と暗さや重さといったネガティブな気分にはなりません。おそらく登場人物の今を楽しもうとする様子がそう思わせるのでしょう。読んだ後に海辺のようなさわやかな気持ちになれる不思議な作品です。
高木充子さんのプロフィール
プラスチックプールの作者、高木充子さんの情報はまだありません。ぜひ情報をご提供いただけますと幸いです。
『プラスチックプール』の台本入手方法
この戯曲、高木充子『プラスチックプール』はwebサイト上で無料で公開されています。
下記のURLからぜひ一度ご確認ください。
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