てのひらのさかな
作者: 中村ケンシ(空の驛舎)無料で読める!OMS戯曲賞『てのひらのさかな』の上演時間と人数
男:2人
女:3人
その他:
総人数:5人
上演時間:80分
あらすじ,概要
生活発表祭であるもみじ祭が終わった幼稚園。ボヤ騒ぎや不審者騒動など不穏な出来事を交えながら、登場人物の悩み、そして手を使うことの象徴的な意味が浮かび上がる。
てのひらのさかなを読んだ感想
中村賢司さんの「てのひらのさかな」、読んでいると思わずグッとくるところがありました。 幼稚園を舞台にして、そこにいる先生の苦労とかが見えてくるんですけど、特にすごいと感じたのが、「手」というものに意味づけがなされていくことです。 冒頭で、最近の保護者はカメラを撮ることにばかり熱中していて、拍手しない…などの旨が書かれていて、すっと全体のテーマを提示しています。ここから一悶着あって、ラストシーンに移っていくわけですが、ラストの長いト書きは実際に見ていなくてもありありと頭の中にそのシーンの光景が浮かんできて、上演したのを見たら絶対泣く!!って思った記憶があります。 ぜひ、台本で一度見て欲しいです。
中村ケンシさんのプロフィール
中村ケンシ
所属劇団等:空の驛舎
ウェブサイト:https://sora-no-eki.jimdofree.com/
大阪府を拠点に活動する空の驛舎の劇作家および演出家。 2003年に空の驛舎を設立して以降、OMS戯曲賞やかながわ戯曲賞、名古屋文化振興賞など多くの戯曲賞を受賞しています。2017年には、中村賢司から中村ケンシに改名し、公演活動を継続しています。作品は、人間関係と矛盾を探求し、リアルなドラマを通じて観客に感動と考えさせるメッセージを提供しています。
『てのひらのさかな』の台本入手方法
この戯曲、中村ケンシ『てのひらのさかな』はwebサイト上で無料で公開されています。
下記のURLからぜひ一度ご確認ください。
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