ほら、可愛い子は温室にぶち込み可愛くない子は谷底に突き落とせ。

作品情報

上演時間

40分

総人数

2人

男性

0人

女性

2人

あらすじ

夕暮れ時に二人の少女が湖の周りを歩いている。一人は可愛く、もう一人はあまり可愛くはない。そして、二人は互いにコンプレックスを抱えていた。だが、そのことを口に出すことはない。ただ、何気ない会話をしながら、その一瞬を大事にして、二人は夕日の中を歩く。

感想・レビュー

周囲三キロ弱の湖のほとりで繰り広げられる短い戯曲です。短く狭い範囲が舞台となっていますが、心理描写は豊富にされているので読み応えがあります。美少女である実伊子とそうでないたえは、漫画を通して仲良くなっています。仲はいいのですが、読み進めていくうちに二人とも複雑な気持ちを抱えていることがわかります。その描き方がとてもリアルなので、夕日に照らされる情景と相まって、何とも言えない美しさを感じます。
そしてこのタイトル。一見すると過激な文言に見えるかもしれませんが、最後まで読むと全く印象が変わります。それがまた素晴らしいと感じました。十代の少女たちの繊細で不安定な心情を描いた作品であると思います。

台本の入手方法

📖 無料で読む

;

📌 上演をご検討の方へ

  • • 著作権や上演料については、作者または出版社に直接お問い合わせください
  • • 上演時間は目安です。演出により前後する可能性があります
  • • 人数は役の兼ね合いなどで調整可能な場合があります
読み込み中...