ある私立高校の年度末。3人の教師による3人の生徒たちの進級会議。 1学期の遠足以降欠席気味になり、5つの単位を落とした石井宏。 髪型を変えてから不登校になった読書家・木崎翔太。 そして自殺した吉田健吾。 彼らに何があったのか、わからないままに会議は進む。
遠足で何かあったのではないか?共に文学について語れば変えられるのではないか?なぜ、自殺したのか?
それぞれの生徒の事情を汲み、手を伸ばそうとする教師。しかし画一的な判断のもと、会議は進んでいきます。
決めるのは自分ではなくあくまで組織で、感情を込めるべきではない。
そのように話す主任教師も、学校の方針や上から言われることに疑問を抱いても、ローンや養育費を思えば辞めるわけにもいかない…という本音をこぼします。
思い入れや理想を持ちながらも、学校経営という枠の中で判断していかざるを得ない教師の苦悩が見える会話劇です。