アキトシ(兄)とミチオ(弟)の兄弟が経営する工場の近くにあるプレハブ小屋でのお話。 そこでは、ミチオが鎖に繋がれている。 ミチオはそこで働いていたサチコを強姦したのだ。 アキトシはその責任をとり、サチコと結婚する。 サチコの中学時代の体育教師であったケイコはすべてを理論的に考える。 わかりやすく価値がゼロのミチオに魅力を感じたケイコは ミチオに自らを3号機と呼ばせ、SEXするかぎり何でも言うことを聞く機械となることを宣言すのだが…
あらすじだけでもよくわからない…実際見ると登場人物が全員狂気にあふれてて怖かった芝居です。 松尾スズキさんの大人計画の上演では、ケイコ役を片桐はいりさんが演じ、ミチオ役を阿部サダヲさんが演じるなど、個性派ぞろいの役者で、実際に見たかったな…という感じです。 見なくても、役者の名前だけでなんとなく雰囲気がわかるところがさすがという感じですが・・・ 松尾スズキさんの魅力はこの狂気なのですが、この作品では、途中4人の姿がオズの魔法使いの姿と重なるなどなど、技術的な巧みさを感じ、圧倒されました。 だんだん死んだはずの人が生き返っても何とも思わなくなっていく松尾スズキワールドをぜひお楽しみください
松尾 スズキ(まつお スズキ)さんは、福岡県北九州市出身の劇作家、演出家、俳優、脚本家、映画監督、コラムニストです。1988年に劇団「大人計画」を旗揚げし、以降、多彩な分野で活躍されています。
松尾さんは、九州産業大学芸術学部デザイン学科を卒業後、1988年に劇団「大人計画」を設立し、作・演出・出演を手がけています。1997年には『ファンキー!~宇宙は見える所までしかない~』で第41回岸田國士戯曲賞を受賞。2004年には映画『恋の門』で長編映画監督デビューを果たし、ヴェネツィア国際映画祭に正式出品されました。さらに、2008年には映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』で第31回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞しています。近年では、2020年よりBunkamuraシアターコクーンの芸術監督、2023年より京都芸術大学舞台芸術研究センターの教授に就任しています。
松尾さんは、小説家やコラムニストとしても活躍しており、『クワイエットルームにようこそ』や『老人賭博』などの作品で芥川賞候補にノミネートされています。また、2020年よりBunkamuraシアターコクーンの芸術監督、2023年より京都芸術大学舞台芸術研究センターの教授として、後進の育成にも力を注いでいます。
(2025年3月現在)