ト音(再演版)を読んだ感想
ソルフェジオ周波数の話と固有振動数の話を組み合わせて、人間を変形させる音があるのではというフィクション性が、ワクワクさせられ、すぐに引き込まれました。 学校という現場で、先生からの視点、生徒からの視点それぞれの目線から見ることで登場人物の性格や考えがよりいっそう深く伝わってきます。 先生が、特定の生徒に対して、「私、あの子嫌い」という場面があります。今でこそ、問題になりそうな言葉ですが、学校現場の大変さと、師と崇めらる先生の裏の顔というか、本来の人間味がひしひしと伝わってくる場面で考えさせられました。