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広くてすてきな宇宙じゃないか

作者: 成井豊無料で読める!60分以内家族SF

広くてすてきな宇宙じゃないか』の上演時間と人数

男:4人

女:7人

その他:

総人数:11人

上演時間:60分

あらすじ,概要

柿本家は、児童福祉アンドロイドの「おばあちゃん」を迎え入れた。 父の光介が勝手に話を進めてしまったこともあり、 三人兄妹の反応はまちまちではあったが、 長男のカシオ、長女のスギエはおばあちゃんの優しさに絆され、 少しずつ彼女との距離を近づけていく。 しかし、末っ子のクリコだけはおばあちゃんを拒み続けた。 その頑なさがだんだんとこじれ、 周囲を、更には東京をも巻き込む騒動へと繋がってしまい……。

広くてすてきな宇宙じゃないかを読んだ感想

銀河旋律より続き、僕のポケットには星がいっぱいへと繋がる、 柿本家サーガの二番目の物語です。 この作品ではタイムトラベルについては触れられず、 「日常生活を支えてくれるアンドロイド」をテーマとしています。 母を失った子供たちであるカシオ、スギエ、クリコの三兄妹。 彼らに対し、おばあちゃんは人工のアンドロイドとして、 彼らの「おばあちゃん」として、優しさを投げかけます。 そんな彼女をクリコは徹底的に拒否します。 それも仕方がありません。クリコにとって母は、はるかただ一人。 おばあちゃんでは「代わり」は務まらないからです。 それでもおばあちゃんは真摯に、 それが当たり前であるかの様にクリコと向き合い続けます。 その姿は健気で、それでいてたくましく、胸を打たれました。 この作品では、おばあちゃんの他にもう一人のアンドロイド が登場します。「家族との死別と、アンドロイドの関わり」 を司るおばあちゃんとは異なり、もう一人のアンドロイドは 「生死に関わる人間とアンドロイドの違い」について訴えます。 重く、生々しい問題ですが、 それに対しては「おばあちゃんの在り方そのもの」がアンサー を務めてくれます。終始明るいおばあちゃんのおかげで、 重苦しくなることもなく物語を追うことができました。 そして更に、その「おばあちゃんの在り方」が最後のシーンで 一層の輝きを見せます。観る側としては、シンプルに見惚れ、 感動してしまいました。 ストーリーラインと直接絡むものではないかもしれませんが、 ここの演出一つでこの作品の後味が大きく変わってくるように思います。 開幕から終幕まで、おばあちゃんの優しさと強さに引っ張ってもらえる、

成井豊さんのプロフィール

広くてすてきな宇宙じゃないかの作者、成井豊さんの情報はまだありません。ぜひ情報をご提供いただけますと幸いです。

広くてすてきな宇宙じゃないか』の台本入手方法

この戯曲、成井豊広くてすてきな宇宙じゃないか』はwebサイト上で無料で公開されています。
下記のURLからぜひ一度ご確認ください。
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