極楽地獄
作者: 中屋敷法仁(柿喰う客)サスペンスホテル災害『極楽地獄』の上演時間と人数
男:5人
女:2人
その他:4人
総人数:11人
上演時間:100分
あらすじ,概要
舞台は赤坂のとあるホテル。そこではオーナーの永島が新入社員研修を行っていた。その研修の最後に、永島は過去に起きたある事件を語って聞かせる。それは東北のホテルで行っていたある儀式と、それを発端とした事件の真相だった。
極楽地獄を読んだ感想
この作品を読んで私はとんでもない問題作であると思いました。表現の自由とは言いますが、これはその自由のギリギリを攻めに攻めた作品であると言えるでしょう。そういう意味では非常にロックな作品です。とにかくどの部分を切り取っても倫理的にマズイ部分がたくさんあります。もし何かきっかけがあれば、炎上どころか大爆発するでしょう。それだけの危険性を秘めています。 語られる事件の内容は陰惨そのものですが、会話はとてもテンポがいいです。そのため割とサクサク読めるでしょう。登場人物も頭のねじが外れたやつばかりなので、その点でも飽きません。その部分だけ見れば面白い作品であると思います。ただ、やはり作中に出てくる、表現の数々は読む人によっては極めて不快になると言えるでしょう。グロテスクな表現が苦手な人や、心に傷を負った人が読むにはあまりにも負担が大きい作品です。そのため、そう言った表現が苦手な人は、あまり読まない方がいいかもしれません。
中屋敷法仁さんのプロフィール
中屋敷法仁
所属劇団等:柿喰う客
ウェブサイト:http://kaki-kuu-kyaku.com
柿喰う客代表で、脚本、演出を手掛ける。他とは一線を画した独特な感性で書かれる作品は多くの人を魅了します。 「こどもと観る演劇プロジェクト」や「高校生のための演劇プロジェクト」など、若い年代への演劇舞台振興にも携わり、その人気は広がりつつけています。 最近では、『黒子のバスケ』、『文豪ストレイドッグス』『ハイキュー!!』など漫画やアニメ原作作品の2.5次元舞台の脚本や演出を手がけ女性を中心に大きな賑わいをみせています。
『極楽地獄』の台本入手方法
この戯曲、中屋敷法仁『極楽地獄』はwebサイト上で無料で公開されています。
下記のURLからぜひ一度ご確認ください。
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