鎌倉時代、身内をも殺し合う末法の世。 豪族河野氏の家に生まれるも、幼くして寺へ入れられた松寿丸。 一遍という名を与えられた松寿丸は、身内同士が憎み合う家系争いを経て、真に人々を救うべく踊念仏の道を進む。 衆生を救うために歌い、踊り続けた男、一遍。踊念仏を広めた一遍上人を描く物語。
歌や踊りといったミュージカル要素と、殺陣などの時代劇要素が合わさった和風ミュージカル。 預けられた寺で他者のために決まりを破るも、認められて大宰府へ修行へ行き、母や父の死、身内同士での争いといった苦しみを見ながらも、人々を真に救うために踊念仏を編み出す…という劇的な来歴が明快に描かれています。 蒙古襲来へ送り出された一遍と敵兵の交流、そして真っすぐに御仏の道を歩んでいた兵部との衝突など、悲しく不条理な世の中に光を見出そうとする一遍のドラマチックな人生が、迫力を持って描かれた作品です。