鈍獣』の上演時間と人数

男:3人
女:3人
総人数:6人
上演時間:150分

あらすじ(概要)

雑誌編集者の静は、自身が担当していた小説家の凸川の失踪に疑問を持っていた。そこで彼とかかわりがあった友人に取材をしようと決意する。そして凸川の幼馴染である江田が経営するホストクラブ「スーパーヘビー」へと向かう。 そのホストクラブで凸川のもう一人の幼馴染である岡本と、そこで働く従業員たちに話を聞くことになる。その中で凸川の過去や、なぜ彼が失踪したのかが明らかになっていく。

鈍獣を読んだ感想

登場人物全員アウトローのダメ人間です。そのダメっぷりが登場人物それぞれの個性になっています。特に雑誌編集者の静かは比較的マトモな人物に思えたのですが、残念ながら彼女もダメ人間でした。唯一凸川だけは謎の人物として描かれていますが、それでもマトモな人物であるとは言えません。そういった人物たちが事件を起こすのですから、収集のつかない事態になっていきます。ですが、私はこの破天荒な感じがとても好きです。

宮藤官九郎さんのプロフィール

宮藤官九郎

基本情報

宮藤 官九郎(くどう かんくろう)さんは、日本の脚本家、俳優、映画監督、演出家、作詞家、作曲家、放送作家、ミュージシャンとして多彩な才能を持つ人物です。1970年7月19日、宮城県栗原郡若柳町(現在の栗原市若柳)に生まれました。劇団「大人計画」に所属し、ロックバンド「グループ魂」のメンバーとしても活動しています。

  • 名前: 宮藤 官九郎(くどう かんくろう)
  • 本名: 宮藤 俊一郎(くどう しゅんいちろう)
  • 生年月日: 1970年7月19日
  • 出身地: 宮城県栗原郡若柳町(現・栗原市若柳)
  • 職業: 脚本家、俳優、映画監督、演出家、作詞家、作曲家、放送作家、ミュージシャン
  • 所属: 劇団「大人計画」、ロックバンド「グループ魂」

経歴

宮藤さんは、1991年に松尾スズキ主宰の劇団「大人計画」に参加し、演出助手として活動を開始しました。その後、バラエティ番組の構成作家や劇団の公演で作・演出を手掛けるようになりました。2000年のテレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』の脚本で注目を集め、以降も数々の話題作を生み出しています。2005年には映画『真夜中の弥次さん喜多さん』で長編映画監督デビューを果たしました。

  • 1991年: 劇団「大人計画」に参加
  • 2000年: テレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』の脚本を担当
  • 2001年: 映画『GO』の脚本で第25回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞
  • 2005年: 映画『真夜中の弥次さん喜多さん』で長編映画監督デビュー

主な作品

テレビドラマ

  • 『池袋ウエストゲートパーク』(2000年): 東京・池袋を舞台にした青春群像劇
  • 『木更津キャッツアイ』(2002年): 千葉県木更津市を舞台にした青春コメディ
  • 『タイガー&ドラゴン』(2005年): 落語をテーマにした人情コメディ
  • 『あまちゃん』(2013年): 東北地方の架空の町を舞台にした連続テレビ小説
  • 『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年): 日本初のオリンピック参加を描いた大河ドラマ

映画

  • 『GO』(2001年): 在日韓国人の青年の青春を描いた作品
  • 『真夜中の弥次さん喜多さん』(2005年): 江戸時代の人気キャラクターを現代風にアレンジした作品
  • 『舞妓Haaaan!!!』(2007年): 京都の舞妓をテーマにしたコメディ
  • 『中学生円山』(2013年): 中学生の妄想と成長を描いた作品
  • 『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(2016年): 地獄を舞台にしたロックミュージカル

舞台

  • 『鈍獣』(2004年): 奇妙な人間関係を描いたブラックコメディ
  • 『メタルマクベス』(2006年): シェイクスピアの『マクベス』をロックミュージカル化した作品

受賞歴

宮藤さんは、その独創的な脚本と演出で多数の賞を受賞しています。

  • 2001年: 第25回日本アカデミー賞最優秀脚本賞(映画『GO』)
  • 2005年: 第49回岸田國士戯曲賞(舞台『鈍獣』)
  • 2013年: 新語・流行語大賞(『あまちゃん』の「じぇじぇじぇ」)
  • 2016年: 第67回芸術選奨文部科学大臣賞

その他の活動

宮藤さんは、パンクコントバンド「グループ魂」のギタリスト「暴動」としても活動しており、2005年にはNHK紅白歌合戦に出場しました。俳優としても多数のドラマや映画に出演し、その多才ぶりを発揮しています。

(2025年3月現在)

鈍獣』の台本入手方法

この戯曲、宮藤官九郎鈍獣』はwebサイト上で無料で公開されています。
下記のURLからぜひ一度ご確認ください。
;
(外部サイトに飛びます)
また、宮藤官九郎鈍獣』はアマゾンや書店などで購入することができます。

鈍獣

(外部サイトに飛びます)
本で購入して読んでいただけますとより一層楽しめると思います。ぜひ一度お手にとってみてはいかがでしょうか?

宮藤官九郎さんの他の作品