舞台は東京都。そこでは粗大ごみの回収業者が電話応対をしたり、偉い人たちがサミットの準備をしたりしていた。ニュースでは新型コロナの終息が宣言されてマスクは空を舞う。すべてが良くなると思われたが、再び謎の伝染病が広まる。さらに、一般市民に混じって、国民的キャラクターや、体の老廃物たちが暴れまわる。市民たちはそれに翻弄されながらも、自分のすべきことを見つけようとする。
展開が目まぐるしく変わっていくスピード感あふれる作品です。作中では一般市民に混じって体の老廃物や体液があっちこっちで騒ぎを起こしています。 常識の範囲外での出来事が起きていくので、理解するのに少し時間がかかりましたが、だんだんとその常識外の展開がクセになっていきます。 物語の中には有名なアニメキャラクターたちも登場します。しかし、彼らもまたみんな伝染病にかかり変わり果てた姿になります。この辺のアナーキーな展開にも面白く読むことができました。 作中では色々な小道具が出てきます。特に印象的なのは宅間に押し付けられた青い物体です。ブルーレットであると言われていますが、その割には少し動いたり、だんだん大きくなったりします。 それが舞台上でどのような姿で表現されるのか気になりました。好みが分かれる作品であるかなと思いましたが好きな人にはとてもクセになる作品だなと感じました。ナンセンス劇が好きな方はぜひ読んでください。