亡くなった兄の後を継ぎ、工場の社長となった慎人。 工場の状況が良くなく銀行に融資の申請をしていたが、信用金庫の営業の江藤に申請が通らなかったと伝えられる。 再度融資のお願いをした慎人は江藤にある提案をされる。
バブル前後の時代を描いている作品ですが、状況が変わりやすい現代のどこかの工場で今でも起きている光景だと思いました。 工場の経営状況が苦しいことが全体を通してありますが、工場に呼ばれた気がしたと故郷に戻ってきた慎人や、信用金庫の営業でありながらも人間関係も大事にしている江藤などを見ると、「人が動くのはお金だけではない」ということを認識させられました。 仕事をしたり、生きる上で大切なものというのは人それぞれ違うんだと感じました。