1980年。25歳の亮平は予備校教師。冬期講習前の特別講座で訪れた札幌でしたたかに酔い、気づけばホテルの1室だった。 隣で眠っていたのは若い男・健人。妻子もある身でありながら、男と一夜を共にしてしまったのだ。 それから25年間、彼らは毎年一度のデートを重ねることになる。
舞台は札幌のホテルの一室、物語は終始この部屋の中で描かれます。 昨夜のことを全く覚えていないという気まずい空気の中、一夜の過ちとして終わるはずだった出会い。 しかし亮平が結婚指輪をなくしたことに気が付き、二人で室内を探しまわったところから彼らはうちとけ始めます。 このやりとりの流れがとても自然で、彼らの人柄も伝わる導入となっています。 二人はゲイを自認していますが、亮平は妻子を大切に思っており、毎年逢瀬を重ねる健人にも別に好きな人がいます。 25年間続く中で関係性は少しずつ変わりますが、彼らの今後を祝福したいと感じさせる物語でした。
所属劇団の劇団フライングステージは、ゲイであることをオープンにして活動している。 劇の内容もセクシャリティに目を向けたものが多く、同性婚やLGBTをテーマにしているものが多い。