トランスイマーを読んだ感想
劇団5454さんの作品です。 ユングの集合的無意識の話をベースにしてつくられたちょっとしてSFものです。 過眠症と不眠症。ロングスリーパーとショートスリーパー、「睡眠」「夢」というキーワードに重なる用語をわかりやすく説明しているので話に入り込みやすかったです。 それも映像でみるとものすごくテンポがいい。台本もおそらくそうなるように書かれているのだろうと感じました。 なんども夢の世界に入るにつれて、現実と夢の境界線もあやふやになってきて、さらには自分と相手の境界線すらも怪しくなって…と話の流れも興味がそそられます。 ユングの集合的無意識をコースロープにたとえたのも素晴らしくわかりやすい例だし、話の流れとフィットしていて素敵でした。 分かりやすく、おもしろく出てくる人物も個性的で楽しいので上演してもきっと楽しいだろうと思います。 ぜひ、一度映像などでみてみてください!