四畳半一間の木造ボロアパートで暮らす光のもとに、宗教勧誘の女性・瞳がやってきた。光は勧誘を断るも、一目ぼれした彼女と付き合うことに。「もうすぐ世界は終わる」という彼女の信仰を信じることはできないままで、瞳も光に入信を押し付けはしない。しかし周りの人間関係は少しずつ動き始め…。
先の見えない貧困生活を送りながら、世界がもうすぐ終わると信じている方が楽かもしれないと話す光。しかし誰しもそんな気持ちに共感してしまう部分はあるのではないでしょうか? 姉との関係、大学時代に共に映像制作の活動をしていた友人たちとの関係など、光の周囲の人間関係が「宗教」を信仰している彼女の存在によって揺り動かされていきます。 世界は本当に終わるのか、終わらなかった世界でどう生きていけばいいのか…信じていた世界の意外な脆さに気付かされ、最後には少し前向きになれる作品でした。